【ジャニー喜多川氏・ジャニーズ事務所/性加害事件】
古くは1989年に「ジャニー喜多川氏の性加害」について、ジャニーズ事務所の元タレントから声が上がったというから、もう34年前のことだ。
次に1999年頃に週刊文春が特集を組み、裁判沙汰になったがその記事の真実性は認められた。この裁判の決着は2004年。
それでも、他のメディアは動かなかった。
不倫は文化だと報じても、ジャニーズ事務所の疑惑が裁判で認められても、メディアは動かなかった。
なぜか。
それは、、、枕営業という表現に集約されるかもしれない。
何か目的があって、お互いに利益が合致するところに発生する合意的な枕営業。
本当はイヤのに、断れなくなってしまっての泣きながら枕営業。
強要された強姦罪としか言えない枕営業。
そういう習慣はどこにでもあると言えば、どこにでもあった。
魚心あれば水心、の言葉もある。
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普通のビジネスの世界でも、商品を売りたい人がいて、買う代わりに商品プラス何かサービスを要求する人がいて、その何かサービスを提供するかどうか悩んでしまうというのはよくある。
何かサービスが時には枕営業となる。
ショービジネスの世界に例えれば、テレビメディアではキャスティングの権限を持つ人などがその代表格となるのだろうが、
ジャニーズ事務所では、タレントを発掘し守るべき立場の人がまず自社商品に手をつけていたということ。
その多くは性的な経験のない、もしくは経験の少ない、人生経験もたかが知れた若い世代の男子。
幼気な少年たちを、大人が食い散らかしていたという事実。
メディアが頬かむりをしていたことに、金儲けのため以外の理由があるとしたら?
それは自分たちにも探られれば痛い腹があったからなのではないか?
業界全体で、そのような行為(枕営業の強要)が横行していたからなのでは?
ジャニーズ事務所のことが広まってしまえば、火事はジャニーズ事務所だけに留まらず、火の粉は業界全体に広まるのではないか? と怖がったのでは?
疑ってしまえば切りが無くなる。
「俺は昔、あの女子(部下)の胸をぐわっと掴んでやったぜ。」と自慢する上司がいた。
この話をドン引きしながら聞いていた筆者も、その上司を問い詰めなかったという点では罪があるのかもしれない。だが、立場を利用して何かを強要するなど、許せないしあってはならないことだという考えは昔からあった。
しかし、裁判の結果が出てもマスメディアは動かなかった。
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なぜ今さら、ジャニーズ事務所だけを取り上げるのか。
例の映画監督はどうなったのか。
キャスティングの権限を握っていたり、それに近い立場を利用して枕営業を要求する人間は、ジャニーズ事務所以外にもいたはずだ。
取材をすれば、出てくる埃もまだあるだろう。
と、考えないでもない。
しかし何度も言うが、それを言い出すと業界全体が引っ繰り返るだろうし、日本のショービジネスは足元からグシャグシャに崩れてしまいかねない。
とりあえずジャニーズ事務所を生け贄にして、あとは皆さん自浄作用でよろしく。
そんな暗黙の了解があるかもしれない。
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7日に記者会見をするという。
どのような内容であれば、世間は納得するのだろう。
とりあえず謝罪か。
謝罪があればOKか。ジャニー喜多川氏は鬼籍に居を移した。仮に謝罪の意思があったとしても、その声は現実世界には聞こえてこない。
もちろん謝罪は必要だが、もっとも重要なのは、枕営業がこの世から無くなることなのではないか。
もっとも重要なのは、枕営業をこの世から無くすことなのではないか。
その昔、女性の部下の胸をぐわっと掴んでやった上司は今でも業界の水を啜っているようだが、さすがに今は触ったりはせず上から下まで視線を送ってくるだけだということである。
この世から枕営業が無くなりますようにと願わずにはいられない。
(ダベリィマン)
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