
【大相撲 豊昇龍の大関昇進決定】
大相撲の関脇・豊昇龍(24)の大関昇進が、7月26日に開催された日本相撲協会の臨時理事会で決定された。
二場所連続での大関誕生だが、これが角界にとって好材料となってほしい。
すでに希望のような表現になってしまって恐縮だが、現在の横綱と大関がそれぞれにケガを抱えていることを考えると(新大関の霧島までが今場所はケガで苦しんだ)、若くて(表面上は)ケガの見えない豊昇龍に期待するものは大きい。
公傷制度が必要なのではないかと前回の記事(こちら)で述べたのだが、ケガと付き合いながら戦うのがプロフェッショナルなのだと、違う世界のプロフェッショナルが話していたのを聞いて、場所によって大きく勝敗の波があってとしても言い訳をしない関取衆の潔さを思う。見方によっては言い訳できない、言い訳できない、となるのかもしれないが。
いずれにしても名古屋場所を途中休場した横綱・照ノ富士は来場所の出場も不透明で、同場所を全休した大関・貴景勝、途中出場で負け越した新大関・霧島の二人は出場できたとしてもカド番だ。
大関昇進が決定した豊昇龍にかかる期待が自然と大きくなるのは当然と言えば当然か。

元横綱の甥っ子という枕詞はもはや取れた。
顔が似ているので、どうしても思い出されるのも、今のうちだけだろう。
新大関がその強さを本当に発揮するのはこれからだと見ている。
新大関が新横綱となったとき、その顔は似ている誰かではなく、当代の看板力士として輝くだろう。
今場所も名物コラム(はやわざ御免)を全休した元横綱もイチオシだった新大関・豊昇龍にこれからも大いに期待する。ついでに、名物コラムの復活も期待する。イチオシ力士が昇進した喜びを、読みたいのである。(ダベリィマン)
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