充分にケガを治してから。

【大相撲秋場所9日目 豊昇龍3勝6敗】

新大関が勝てない。

先場所新大関として初めて初日から休場した霧島も、ケガを押して途中から出場したものの結局は負け越して今場所カド番となっている。

そもそも、いつぞやの記事(7月10日付け過去記事参照)にも書いた通り、大関のまま引退した豪栄道以降に昇進した8人の大関のうち、ケガから復活・再昇進した照ノ富士(現・横綱)、今場所カド番の霧島を除く

6人全員が大関から陥落しており、

そこから勝ち越して1場所復帰した貴景勝のみが現在も大関の地位を維持しているものの、今場所はカド番で奮闘中。

同じく1場所復帰した栃ノ心は二度目に陥落した後は復帰できないまま引退した。

現在独り横綱10場所目の第73代横綱・照ノ富士は所要2場所で二度目の大関を通過して横綱に昇進したものの、その前の第72代・稀勢の里は31場所、第71代・鶴竜は12場所、第70代・日馬富士は22場所、歴代1位優勝45回の第69代横綱・白鵬でも7場所かかっていることを考えれば、新大関の成績を嘆くことはないのかもしれない。

だが、それでも新大関が勝てない。

いや、そもそも近年の大関が勝てない。

どこぞのサイヤ人でもあるまいし、大関に昇進したからと言って実力が上がるわけではない。

地道な努力と、あとは運。

なのだろうか。

優勝31回を数える昭和の大横綱・千代の富士の大関昇進(1981年)以降、豊昇龍まで41人が大関に昇進し、うち千代の富士を含めた16人が横綱となった。率にすればおよそ大関5人のうち2人が横綱に昇進しているわけだが、

照ノ富士以降に昇進した大関(高安・栃ノ心・貴景勝・朝乃山・正代・御嶽海・霧島・豊昇龍の8大関)で、横綱まで昇進した大関はまだいない。

今場所カド番を迎えている2大関(貴景勝・霧島)ともに、このまま体調さえ良ければカド番は脱出するだろうが、優勝争いには絡めない可能性がある。豊昇龍は二けた勝利さえ消えた。

強い横綱、強い大関がいて、それを脅かす関脇・小結がいるから大相撲は面白い。

脅かされてばかりの大関を見るのはつらすぎる。

外から見ているだけの大相撲ファンが勝手ばかり書き連ねて申し訳ないと思うが、面白い相撲が観たいのである。

(ダベリィマン)


ダベリィマン

あいむダベリィマン。 よろぴくぴく。 Gravater以外のプロフィール画像を入れたいのですが、仕様むりぽ。

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