【ジャニー喜多川氏・ジャニーズ事務所/性加害事件】
ジャニーズ事務所のタレントをCMに使うことをやめる。と、表明する企業(スポンサー)が続々と出てきている。
これはつまり……。
ジャニーズを離れられないマスメディアより先に、企業がジャニーズを切り離し始めたということである。
当然と言えば、当然だろう。
極端な話、本来、企業(スポンサー)側としてCMに起用するのは誰でもいいのである。
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人気があるタレント、視聴率を持っているタレント、美しい男女、かわいらしい老若男女、犬でも猫でもいいし、
もちろん無名の誰かでも構わない。
自社あるいは自社の商品が消費者にアピールできるならば、登場人物にはこだわらない。
その本来の意味に、企業側が先に回帰しつつある。
そういうことなのだ。
ジャニーズ事務所のタレントを登場させれば、自社のCMに消費者の耳目を集めることができる。だから、彼らを起用する。
いま、ジャニーズ事務所のタレントをCMに起用するということは、企業としてタレントに性加害するような事務所を肯定していると受け取られかねない。
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それに、もちろんマスメディアに出演している事務所のタレントには罪はないのだろうが、彼らに対して冷たいあるいは哀しい視線を送る人たちもいるかもしれない。
それも企業側としてはまた不都合なことだ。
考えるほどに、企業側がジャニーズ事務所を切り離し始めるのは自明の理となる。
ジャニーズタレントを起用しない意思表示は、企業側の身を守る行為でもあるのだから。
ファンには悲しいことだろう。
推しメンの活躍の場が削られていくのは耐えられないだろう。
いっそのこと移籍してくれれば応援しやすくなるのに、と考えている人も少なくないのではないか。
そう。
いっそのこと現在のタレントは移籍するか、皆で新しい会社を作ればいいのだ。
マスメディアではジャニーズの名前を残すか否かというのが話題として取り上げられているが、それは本質的ではない。事務所が残るのなら、名前が変わろうが変わるまいが、事務所とそのイメージは残る。
タレントを本当に救いたいならば、経営陣の手の届かない場所にタレントを移動させるのが一番良い。
ここで問題になるのがマスメディアの立ち位置だろう。
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マスメディアは、言葉では「反省している」と言い「重く受け止めている」と言うが、実際にはすぐにジャニーズ事務所を切り離すのは難しいから今後もしばらくジャニーズタレントの出演は続くし、上手く行けばなし崩し的に続けられないかとでも考えていそうな、実に曖昧なままのポジションを取っている。
しかし、企業(スポンサー)側は見切りをつけ始めた。
そして怖いのは、ジャニーズとセット扱いで、いつまでもグズグズとジャニーズから離れられないマスメディアにも見切りをつけて行かないか、ということだ。
オウンドメディアとWEBを組み合わせていけば今後テレビやラジオを切り離すのはそれほど難しくはない。
そういう意味では、本当に意識改革が必要なのは、マスメディアだと言える。
今は企業がマスメディアより先にいる。
マスメディアには、その自覚はあるだろうか。
(ダベリィマン)
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