【サッカー国際親善試合 日本代表4-1ドイツ代表】
今さらながら、なのであるが。
やはり日本代表の2列目は、三苫-鎌田-伊東が最良の組み合わせだ。
それも歴代最高クラスの組み合わせだ。
選手個々で比較すれば、彼らより上の能力を持った選手はいるかもしれないが、組み合わせはこれが歴代最高クラスだ。
この組み合わせを中心に日本代表を考えていけばいい。
特にメディアが騒ぎ立てたい右サイドは伊東純也が他を圧倒している。
右サイドで伊東、左サイドで三苫、それぞれにボールが渡ったときの期待感そして歓声。
古くて申し訳ないが、かつての中田銀行を思い起こさせるほどだ。そしてそれは、日本最高クラスの選手であることの証だ。
久保建英を日本の至宝と呼ぶ。誰も否定しない。彼がスペインで成し遂げていることを考えれば、彼は間違いなく日本の至宝だ。
堂安律が日本代表の10番を背負った。誰も否定はしない。彼もまたヨーロッパで成功と言える道を堂々と歩いているスペシャリティを持った選手だから。
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しかし日本代表の右サイドは伊東純也だ。
あのスピード。
日本代表に選ばれた頃はそのスピードだけだった(その頃筆者は伊東が好きな選手ではなかった)が、彼はヨーロッパに渡って、自分のスピードを最大限活かすために必要な手段を磨いた。
すなわち、ボールを止める、すぐに動かす、ドリブルの緩急、クロスの精度、シュートのチョイス、そして途切れることなく右サイドを上下動すること。だから守備の貢献度も高い。フリーランを厭わないからボールもよく回ってくる。
伊東純也は右サイドのスペシャリストだ。おそらく日本歴代最高の。
久保建英も速い。試合のなかでボールを扱うテクニックは日本歴代トップクラスだろう。そういう意味では伊東純也は久保に及ばない。
だが、右サイドは伊東純也だ。
左サイドの三苫を活かすためには右サイドの強さが必要で、それのバランスを上手く見る選手が鎌田であったりする。だから2列目は三苫-鎌田-伊東で決まりだ。
ボランチ(アンカー)はもとよりセンターバックもファーストチョイスは固まっただろう。
右サイドバックも菅原がファーストチョイスとなっていい。何しろ上下動に手抜きが無くスピードもある。
あとは左サイドバックとフォワードのファーストチョイス、ということになるのか。
特に左サイドバック。
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正直に言うと、左サイドバックは酒井高徳のような……いや、酒井高徳がいい。
つまり周囲を活かすタイプのプレーヤーだ。
誰が話していたかは忘れたが、サッカーではどのポジションも重要で欠かせないのだが、それはどのポジションも周囲のポジションとつながっているからだ。
サイドバックも周囲を上手く行かすタイプのプレーヤーが望ましい。
言えば、ブライトンの左サイドバック・エストゥピニャンのような選手だろう。
今夜のトルコ代表戦は前の試合とは違った形(伊東純也はベンチ)になると思うが、いずれにしても左サイドバックには注目したい。
(ダベリィマン)。
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