ワールドワイド(修行)

【バスケットワールドカップ 日本代表89-109豪州代表 2023年8月29日 沖縄アリーナ】

日本代表は惜しくも1次リーグ敗退。

世界ランク24位のフィンランド代表はともかく、11位のドイツ代表、3位のオーストラリアとの実力差は認めざるを得なかった。

3試合のいずれも前半(1Q、2Q)はリードされて、後半(3Q、4Q)で巻き返す展開だった。ということは前半が互角だったら……と考えてしまうが、それは昔(20世紀)のサッカー日本代表と近い状況にあるかもしれない、ということだ。

南米勢、欧州勢といった強豪チームと対戦するときは、どうにか前半を0-0で折り返して、相手のスタミナが切れてくる後半20分以降に1点を取れるかどうか。

しかし、それでは勝てなかった。そもそも前半で失点してしまうことも少なからず見られた。相手が攻め疲れした後半にはこちらも同じようにパワーダウンしてしまうこともあった。サッカー日本代表は、ワールドカップ常連国となる一方で、世界で勝つためにこれまでとは違う方法を模索する必要に迫られた。

一方で、2021年の東京オリンピックでは、女子バスケット日本代表が銀メダルと躍進した。

女子バスケット日本代表を率いたトム・ホーバス監督は現在の男子監督でもあるが、選手個々の判断を含めたプレースピードとスリーポイントを磨きに磨いたスタイルでチームを世界の頂上付近まで押し上げた。が、そのあと2022年の女子バスケットワールドカップでは9位。監督が変わったからというより、日本の女子バスケットが世界から研究され、対策された結果であろう。

それはまるで女子サッカーのなでしこジャパンのようである。2011年の女子サッカーワールドカップで優勝したなでしこジャパンは国内で活躍する選手ばかりだったが、優勝し、その後のロンドン五輪(2012年)こそ準優勝できたものの、そこからは厳しい成績が続いている。

面倒くせえ。前提が長くなりそうだ。

要するに、バスケットも海外でプレーする選手を増やすために、協会が施策を考える必要があると言いたいわけだ。
世界で勝つためには、普段から世界で戦ったほうがいい。

スーパーサイヤ人を超えるためには、普段からスーパーサイヤ人でいたほうがいい(By 地球育ちの超有名サイヤ人)。

男女サッカーも海外で戦う選手が多くなって初めて、南米やヨーロッパと普通に戦えるようになってきた。

そろそろ日本人監督も南米や欧州で指導できるようになればいいと真剣に考えるが、そのためには日本人監督に指揮されたチームがワールドカップで活躍する必要があるだろう。

もちろん男女バスケット選手ともに海外で活躍する選手もいるが、まだ数が少ない。

バスケットで海外で活躍する=ほぼNBAに限られるという狭き門であることが最大のネックとなっているだろう。サッカーのように大きなリーグが世界にいくつもあるわけではない、という意味で、バスケット選手はサッカーより厳しいチャレンジをしていることは間違いない。

八村塁がなぜワールドカップに参加しなかったかの理由は分からないが、日本代表の戦力不足感は否めなかった。
帰化選手であるジョシュ・ホーキンソンの鬼気迫る活躍は尊敬に値する。
河村勇輝も想像していたよりもさらにチカラを発揮した。富永啓生の積極性は世界を感じさせるものだった。それでも、やはり世界で勝つためには、普段から世界基準で戦う必要があると感じさせる結果だった。

相手がパワー充分の前半から互角に戦って、勝つ。

選手が個々で海外を目指すのではなく、その日本バスケット界全体で考えていく必要がある。積極的に選手を海外に出していく方法を考えていく必要がある。

もうひとつ。

これは日本の禁忌に触れるかもしれないが、ぜひ190cmを超える大型ポイントガードを標準と考えるようになってほしいと。

小中学生のなかで背が高い選手などはまずセンターに据えてしまいたいところだが、ポイントガードのプレースタイルを学ばせてはどうかと、そういう話だ。

バスケット日本代表には大型のポイントガードが必要だ。

河村や富樫に加えて、大型のポイントガードが必要だ。

宮城リョータに加えて、仙道彰がチームに必要だ。

明日からの順位戦もぜひ頑張ってもらいたい。

(ダベリィマン)

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ダベリィマン

あいむダベリィマン。 よろぴくぴく。 Gravater以外のプロフィール画像を入れたいのですが、仕様むりぽ。

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