熱い熱い夏と青春。

【第105回全国高校野球選手権記念大会】

甲子園は、やっぱり熱い。

どこぞのテレビ番組を応援するわけでは全く全く全く無いが、やはり甲子園には熱闘が似合う。

甲子園球場ではない。甲子園である。

高校野球の頂点であり、高校野球という近代における日本文化のひとつ、ジャパニーズカルチャーである。

春と夏の季語でもある(当社独断)。

ちなみに選手権(サッカー)は冬の季語である(同)。

地球温暖化の影響で猛暑日が増えているという。

夏の甲子園は予選も含めて、暑さ対策・体調管理を優先すべきだという声が大きい。

賛成だ。

が、試合時間などは変えてほしくない。

銀傘を大きくするのは構わないが、屋根などもつけてほしくない(物理的にもムリだが)。

別にNHKの味方ではない。新聞社も高野連も関係ない。

ただの高校野球ファンとしての意見だ。

自分も学生時代、日焼けして真っ黒になりながら部活動に夢中になっていた。夏休みなどは午前6時に起きて基礎体力作りのために2時間泳いで9時から本番練習などとムチャなことやって死にそうになったりしていた。

だから、自分のなかで「あそこまでやれたから、次も、少なくともあそこまではやれる」という基準線が生まれた。
大人が引いた線のなかではなく、自分で自分と向き合う。
自分はあそこまでやれた。そう言える記憶がある(今振り返っても信じられないがw)。

高校野球にドラマを求めてはいない。
ただあの暑い場所でひたむきに白球を追い、相手とも自分とも、緊張ともプレッシャーとも暑さとも戦う若者たちを見ていたいのだ。

NPBとは全く違う野球の輝きを味わいたいのだ。

しかしもちろん、

甲子園を目指す選手本人たちが試合時間を変えてほしいと云うなら、話は別だ。

甲子園を目指す現役選手たちが暑いのはイヤだから試合時間を変えてほしいと願うのなら、それは試合時間の変更を検討する必要がある。

大事なことだから、もう一度言う。

甲子園を目指す現役選手たちが暑いのはイヤだから試合時間を変えてほしいと願うのなら、それは試合時間の変更を検討する必要がある。

今振り返って、甲子園は2部制が良いのではと言う元選手もいるが、あの頃は暑い中で野球をやるのがイヤだったのかと訊きたい。
わたしも練習(の特定のメニュー)は嫌いだったが、試合に勝つためには練習は必要だと考えていたから練習をサボなかったし真夏でも真冬でも必死に練習して、試合に臨んでいた。

ただひたすら努力し己を磨ける時間というのが、人生のなかでどれくらいあるのだろう。

そして努力し続けた記憶がどれだけ自分の人生に影響を与えるのだろう。

暑さに耐える何か。それが選手の未来に役立つことはないか。きっとある。

夏の甲子園の試合時間は、しばらく変えないほうが良い。

ただ、現役選手たちが変えたいというなら話は別だ。

現役選手たち以外は黙っているべきだ。

高野連はただちに現役選手たちに無記名式のアンケートを取ればいい。

そしてその結果を公表して、その結果の通りに進めればいい。

結果次第では、わたしは高校野球を観なくなるかもしれないが、それはそれで仕方ない。

高校野球は愛すべき日本文化のひとつであるのだが、それでもプレーする現役選手たちのものなのだ。
決して高野連のものではない。まして中継する放送協会のものでも、主催する新聞社のものでもない。現役選手たちのものだ。

選手なき高校野球など存在し得ない。

さあ、高校野球の選手ではないわたしたちは今すぐ黙って明日からも観戦しよう。

だから高野連は、今すぐに全国の現役選手たちに無記名式のアンケートを取るがいい。

(ダベリィマン)


ダベリィマン

あいむダベリィマン。 よろぴくぴく。 Gravater以外のプロフィール画像を入れたいのですが、仕様むりぽ。

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