ryuchell氏、死す。

【タレントryuchell氏　急死】

2023年7月12日、タレントのryuchell（りゅうちぇる）氏が急死した。

警察は自殺と判断している。

パターンから言えば、自殺なのだろう。

そして、また芸能人の自殺か。と思う。

ここ数年相次いでいるとか、誰誰に続いて、などという情報はテレビに任せる。原因は、という話も推測に過ぎないので他のメディアに任せる。

ただ一言。

なるべく自殺しないでほしい。

と、言いたい。

まともな人生というものがどういう人生なのかは知らないが、何だかんだ言っても「まとも」な人生を生きている人間など、自分の周囲を見渡す限り10人に1人もいない気がする。

だとしたら日本中でも1000万人強程度だ。
残りの1億人以上の日本人は、自分も含めて何だかんだと「まともじゃない」人生を生きていることになる（何の根拠もない数字だ）。

本人が簡単に自殺を選んだわけではないだろう。

希殺念慮（きさつねんりょ）という言葉がある。

もう消えていなくなりたい、死んでしまいたいと散発的に考えてしまうことだと言う。

消えてしまいたい。と、誰だって感じたことがあるだろう。

そこで、なるべくは消えてしまわないでほしい。

なるべくは死んでしまわないでほしい。

わたしも毎日のように「死ねばいいのに、俺。死ね、俺！」と声に出してつぶやいてしまうクセがある。愚かな過去の自分がフラッシュバックするたびに、自分のことを死ねばいいのに、と。

だが、次の瞬間に「でも死なないけどな。死ねないもんな。」と、つぶやきより大きな声を出す。わたしの周囲にいてくれる人のために。

自分自身は生きているというより、周囲の人のために生き続けていたいと思う。

つまり、わたしは彼ら彼女らによって生かされている。

彼ら彼女らのため、健康で元気で、人生を楽しんで生きていたいと願うことで、生かされている。

自分は孤独だと、要らない人間だと思う人へ。

それでも、あなたも、愛されて生まれてきたのだと信じてほしい。

出産とはまさに命懸けの行為だ。

命を懸けてあなたを生んでくれた人がいる。

だから。

なるべくは生きていてほしい。

可能な限り、生きていてほしい。

心から願う。

亡くなられた方のご冥福を、心から祈る。（ダベリィマン）