24万名余の名前が刻まれる

【沖縄・慰霊の日 6月23日】

悲惨な地上戦は語り継がれる。

沖縄では今日6月23日、戦後78年目の「慰霊の日」を迎える。

太平洋戦争末期の1945年(昭和20年)3月26日、アメリカ軍が慶良間諸島に上陸し、凄惨な地上戦となる「沖縄戦」が始まった。

日本軍、アメリカ軍だけではなく沖縄県民やその他の民間人合わせて20万人余が亡くなった沖縄戦は、日本軍の司令官が6月23日に自決し、組織的な戦闘はそこで終了したと言われるが、実際には9月7日の日本軍残党の指揮官とアメリカ軍の降伏調印式まで散発的な戦闘は続き、なおも戦争の終了を知らない(信じない)者たちによる戦闘行為は続いていたとされる。

ちなみに軍人軍属を除いた民間人、特に沖縄県民は12万人余りが戦闘に巻き込まれて亡くなっている。

この亡くなった12万人は、当時の沖縄県民の約4人に1人。

どちらが良い悪いではなく、誰が良い悪いではなく、ただひたすらに愚かであったとしか思えないこの地上戦から78年。

太平洋戦争で亡くなった約24万名余の人の出身地と名前を刻む石碑、糸満市摩文仁の沖縄県平和記念公園、平和の礎(いしじ)には毎年早朝から、戦争犠牲者の遺族や関係者、それだけではなく哀悼の意を捧げるためだけの人たちが訪れる。

筆者も毎年慰霊の日の前後に、摩文仁の丘を訪ねる。

人はどこまでも愚かだ。

達観したように言い切ってしまえば溜息だけがこぼれてしまうのだが、東西約15㎞、南北約100㎞のこの小さな島で、たった3か月の間に20万人余りが死んでいったという事実を思う時、溜息をこぼすだけでは済まされない憤りを感じる。

戦争を起こすのは為政者なのに、為政者は戦場では死なない。

戦争を起こすなら、まず為政者が戦場に行け。

そう考えるのは筆者だけではあるまい。

霊長類などと言っているが、実質は肉食動物と同じレベルということなのだろう。悲しいが事実だ。記録に残るなかで過去最大のヒグマ事件では10数人の人間がヒグマによって殺されたという。
78年前の沖縄では20万人余りの人間が、人間によって殺されたわけだが。

まず戦闘を止める。

まず戦闘を止める。

まず戦闘を止める。

大事なことを3回続けて書いてみた。

まず戦闘を止める。

これも為政者にしかできないこと。

人間は進化できると信じたい。
(ダベリィマン)

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ダベリィマン

あいむダベリィマン。 よろぴくぴく。 Gravater以外のプロフィール画像を入れたいのですが、仕様むりぽ。

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