【女子サッカー・ワールドカップTV放送問題】
かつてワールドカップ・サッカーを制して世界一となった「なでしこジャパン」こと女子サッカー日本代表が、7月に開幕する。
にも関わらず、
驚いたことに、日本国内のテレビ放送が予定されていない。
地上波で放送されないだけではなく、有料放送でも予定されていないようだ。
国際サッカー連盟(FIFA)は「放送権料を値上げして出場選手にも還元したい」と主張しており、実際に出場登録された選手には出場給3万ドル(約400万円)が支給されるという。
各国サッカー協会への支給分も含めた賞金総額も今大会は約200億円に跳ね上がっているといい、それがテレビの放映権料にも影響しているのは間違いない。
まさに、卵が先か鶏が先か。
選手の収入・待遇向上を図りつつ、放映権料はなるべく抑えつつ、という、まるでラグランジュポイントのような地点に一刻も早く辿り着いてほしい。
WEリーグの高木チェアが会見で述べたクラウドファンディングは少しタイミングが遅いのかもしれないが、協力を申し出る向きは多いだろう。
とりあえず、今回は
日本国なりスポーツ庁なりJFAなりが、スポンサーやテレビ局と調整して地上波放送を実現するとして、次からはスポンサーフィーを放映権料に積み立てておくなり、対策を練る必要がある。
あらゆる組織にリスクマネジメントが必要となってきた令和の時代。
プロスポーツの国内リーグが有料放送に移行するのはまだ理解できる。だが、プロスポーツの世界大会が地上波で放送されないというのは、いかがなものか。
(ダベリィマン)
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